女性というのは、何をするにも雰囲気やムードをとても大切にしています。男性の場合、セックスに限らず、雰囲気やシチュエーションはそこまで重要視しない人が多いかもしれません。
しかし女性は違います。ムードが整っていなければ、どれだけ行為自体が良くても心から満足することは難しいのです。
女性にとってムードや雰囲気はセックスの満足度を大きく左右する
これは、たとえば外食の場面をイメージするとわかりやすいでしょう。男性にとっては、値段が手頃で美味しければそれで満足というケースが多いですが、女性の場合は違います。
料理そのものだけでなく、店内の雰囲気やインテリア、空間の演出まで含めて評価ポイントになりますよね。
このようにムードを重視する女性に告白をするなら、夜景の見えるスポットや、ちょっと特別感のあるロマンチックな場所を選んだ方が、成功率が高まるというのはよく耳にする話です。
そしてこれは、セックスにおいても同じことが言えます。
男性にとっては「どこであろうと女性を抱ければ満足」という気持ちが先に立つことが多いかもしれませんが、女性の場合、やはりシチュエーションがとても重要です。
たとえば部屋が散らかっていたり、汚れていたりすると、それだけで気持ちが冷めてしまうこともあります。もちろん、もし相手の女性があなたに夢中でベタ惚れ状態であれば多少は目をつぶってくれることもあるかもしれません。でも、一般的な恋愛関係や普通のセックス経験のある女性の場合はそうはいきません。
だからこそ、セックスの前には部屋をきちんと整えておく、小奇麗な空間を用意するといった心配りがとても大切です。それだけで女性の心の準備も整いやすくなり、より素敵な時間を過ごせるはずです。
セックスのムード作りは「部屋の雰囲気」と「あなた自身の演出力」がカギになる
セックスの際、女性がリラックスし、気持ちよくなれるかどうかは、部屋のムード作りが大きなポイントになります。
まず、お部屋のライトですが、できるだけ真っ暗にはせず、落ち着いた暖色の暗めの照明にするのがおすすめです。
「明るくても気にしない」という女性も中にはいますが、それでもやはり、明るいより暗い方が断然ムードは高まります。やさしい光で包まれる空間は、女性の気持ちもほぐれやすくなるのです。
さらに、アロマオイルやアロマキャンドルを使って、いい香りや揺れる炎で雰囲気を演出してみるのも良い方法です。視覚・嗅覚を刺激することで、よりロマンチックな空気が流れます。
もちろん、部屋全体が小奇麗に片付いていて、インテリアもおしゃれであることは基本中の基本です。散らかった部屋ではムードも半減してしまいますよね。
これらの条件がすべて整った空間といえば、やはりラブホテルです。とくに初めて女性とセックスをする場合、多少お金がかかってもケチらず、雰囲気の良いラブホテルを選ぶことを強くおすすめします。部屋のムード作りは、いわば間接的なセックステクニックの一部なのです。
ただし、ムードというのは部屋の環境だけで決まるものではありません。あなた自身が作り出すムードもとても大切です。セックスの前にできることはいろいろあります。
たとえば、一緒にロマンス映画を観ることで、恋する気持ちを盛り上げるのもいいでしょう。お互いが自然と求め合う温かい気持ちになるはずです。
また、落ち着いたムードのある音楽を流すのも効果的です。ラブホテルでは初期状態で流行曲の有線放送が流れていることが多いですが、彼女がシャワーを浴びている間に、ムード音楽に切り替えておくのもスマートな気遣いです。
さらに、服を脱ぐ前に後ろからやさしく抱きしめたり、素直に褒め言葉をかけたりするのもおすすめです。セックスの前にたっぷりとイチャイチャすることが、気分を盛り上げ、二人の距離をぐっと縮めてくれます。
ムード作りは、服を脱ぐ前から、いや、もっと言えばその前の段階からすでに始まっているのです。
あなたにできるムード作りの工夫があるなら、ぜひいろいろ試してみてください。少しの工夫で、セックスの時間はもっと素敵で忘れられないものになるはずです。
ムード作りだけでなく、ムードを壊さない気配りも大切
セックスにおいてムードを作ることが大事なのはもちろんですが、せっかく作ったその雰囲気を壊してしまうような行動には、十分注意が必要です。
ムードを高めることができるなら、逆にムードを台無しにしてしまうNG行動もあるということです。
たとえば、いきなり性欲全開でがっつくようなセックスをしようとするのは避けたいところです。最初からがむしゃらに求めるのではなく、最初はムードを大切にしながら、ゆっくりと女性の気持ちを高めていくことが大切です。
がっついても良いのは、彼女のボルテージが十分に高まり、自分からあなたを求めてくるようになってからです。
また、雰囲気を壊す原因として意外と多いのが、全く関係のない話を突然始めることです。
セックス中に日常の話題や仕事の話、友人の話などを持ち出すと、せっかくの空気が一気に冷めてしまいます。それに加え、スマホの着信音やバイブ音もムードを壊す大きな原因です。
セックスの前には必ずスマホをマナーモードにし、できれば衣服のポケットに入れて音や振動が伝わらないようにしておくと安心です。
セックス中の「余計なひと言」がムードを壊すことも
セックス中に、つい口にしてしまった余計なひと言で、女性の気持ちが冷めてしまうこともあります。たとえば、「前の週に抱いた女性よりも君の方がずっと素晴らしいよ」などという言葉。
一見すると褒めているようですが、これは他の女性を思わせる内容になってしまい、女性の心を曇らせる原因になります。
当然ですが、女性の体についての批判や、セックスの最中にダメ出しをするのも絶対にNGです。その場の雰囲気を壊すだけでなく、相手を傷つけ、信頼関係まで壊してしまいかねません。
セックスのムードを作るだけでなく、壊さないための気配りや注意も、素敵な時間を過ごすための大事なテクニックのひとつです。ぜひ意識してみてください。
